SPORT4を設計するにあたって最初に行ったのは、SPORT1、2及び3のパイロット達がさらにグライダーに望む事は何か、と尋ねた事です。それはより良い滑空性能または更なるスピードか、それとも安全性・安定性を上げることなのか。SPORT3がそれらのパイロット達に最も評価された点は、「楽しく飛べる高性能」でした。
既に、SPORT3の「オート・サーマリング」ハンドリングの成功で、私達は正しい道を歩んでいます。これは簡単な操作でサーマル・ソアリングする能力を与えました。SPORT4では更にこの能力を発展させています。容易に楽しく飛べる高性能と良好な沈下率、これらは私達がSPORT4を設計するにあたり、最も重視した点です。
SPORT4は色々な意味でSPORT3の発展型と言えますが、同時にたくさんの新機能を盛り込んでいます。セル数は、SPORT3の53から52と減少しています。中央の1セルを取り除いたことで、ハーネスを通してより安定感を感じるようになりました。
それらは、AIRWAVEグライダーのラインナップを通じて私達のCSSデザインコンセプトに共通するものですが、私達はよりアクセスし易い翼にする為、安定性をさらに一層、上げました。
近年、ハイパフォーマンスグライダーでは、4列ラインから3列ラインへのシフトがありましたが、まだ3列ラインのグライダーは、4列ラインのバージョンに比べて、飛ばしやすさという点では及びません。そこで、SPORT4の製品バージョンでは、翼の中央部では4列、先端部では3列という設計にしました。それにより、両方のバージョンの良い所を取り入れることに成功しました。
SPORT4のライザーは3列しかありません。それは、ラインの大幅な削減を可能とし、更に抵抗を減らす事で総合的により良い性能を与えています。
SPORT4は、セール内にハイブリッド・ダイアゴナルを使用した最初のスポーツグライダーです。このコンセプトは、私達のコンペティション・グライダーにおいて、高速域の安定性と低速性能を向上させる為に考案したものです。
SPORT4のアスペクト比は、SPORT2と3の5.15から5.35へと上げられました。これは非常に穏やかなアスペクト比の増加なので、SPORT4が持つ他の設計上の特長によって、高いアスペクト比でありながらSPORT3より更に高い安定性と安全性を手に入れる事となりました。私達はより良い安全性と高性能を両立する事を可能としたのです。
SPORT4は、EN-B、LTF1-2(ENと結合されたDHV認証の新しい名称)を良好な成績で取得しました。 |